グレートギャツビー

村上春樹さんのグレートギャツビー翻訳本を本屋さんで見つけて読んでます。
村上さんの翻訳モノはあまり得意じゃなく(なんだか読んでも意味が分からない時が
あります。英語がいったい何語に翻訳されているのか聞いてみたいというかなんというか)
ということでさすがの村上春樹大ファンでも全部は読んでいないのですが。
とはいえグレートギャツビーとなると読まずにはいられないのです。
もともと『グレートギャツビー』に興味を持ったのは、
ノルウェーの森』の中で僕が寮の先輩と親しくなるきっかけが確か『グレートギャツビー』なんですよね。
それで大学の時に読書家の友人に面白いの?って聞いたんです。
彼いわく「あれはラストだけがいい、むしろラストが読めるだけで価値の有る本」だと
当時こいつカッコいいなあとひそかに尊敬していたのですが、
ということで大学の生協にいき(確か新潮文庫か何かだっと思いますが)すぐに読みました。
がしかしこれが異常に眠くなるのです。
社会人になってからも読み直しましたがやっぱり眠くなるのです。
バクダットカフェをみると必ず寝てしまうのと同じくらい眠くなるのです。
(これも僕だけですかねぇ。3回みて3回寝ました)
だから友人がお薦めのラストまではなかなか行き着かず、たどりついた頃には
疲れていて良いのか悪いのか分からないというさみしい状態で現在まで過ごしてきました。
(友人のまねをして「あれはラストがいいんだよね」って誰かに言ってみたいけど言えないんです)

それで今回の話ですが、村上さんの翻訳のグレートギャツビーが
これ不思議と面白いのです。ラストどころか最初から面白い。
言い回しとか比喩とか村上ワールドになっているところがいいのですかねぇ。
ポールオースターの小説も柴田さんが訳さないときっとつまらないんだと思っていますが、
村上さんとこの本があっているのですかねぇ。だから今回はラストが楽しみなんです。

そういえば、言い回しといえば僕の書く文章は日記もメールも会社の書類さえも
そうとう村上さんの影響を受けてますがそういうのって仕方ないですよね。
スキーの下手なお父さんのおかげで息子まで変な滑り方になるのと似ている気がします。
だからどこかの漫画家が歌の歌詞を自分の漫画のパクリだと騒いでいるのをみると
大人気ないというかなんというか、子供の頃見たものは刷り込まれているというか
むしろ使われたっていいだろうというか、あなたの作品(言葉使い)は
本当に自分だけで創ったものですかというか
最近、彼に思いっきりドロップキックをしたくなるのです。

話が相当それました。でもそもそも何の話を書いてるのでしょうか?そんな感じでした。