15年ぶりの広州
週末15年ぶりに広州にいってきました。ほとんど記憶がなくなりかけているのですが
うっすらと残る記憶とは何から何まで全く別の街になっていました。
20年前に札幌に住んでいて今札幌に行くと強く感じることと一緒なのですが
ものすごく街全体が均一化しているといというか。とにかくおびただしい数の高層ビルとクルマのせいかもしれないですが、それだけでなく、街を歩けば、スターバックスやマクドナルドやセブンイレブンが何件もあり、ユニクロもアップルもナイキもアディダスも。。。とここが広州である必要がないというかここが広州であることの必然性を感じないというか。
食は広州にありなんて言ってランチで入った中華でこれは上海料理ですとか言われると小さいことだけどちょっと複雑な思いになったり、
札幌にいけばビックカメラだドンキホーテだとかつてはなかった東京資本や讃岐うどんだ何とかラーメンだと地方の巨大資本が入りこみ。。。。。に近い感覚かもしれないですが
結局、巨大企業が土地土地や国、国の文化をすっかり飲み込んで街をのっぺらぼうにしてしまうというか
音楽産業のアウラの喪失が結局が音楽産業を衰退させているということを前に書きましたが、
(あれ?そういえば昔読んだ『鉄道旅行の歴史』という本でも鉄道がもたらした変化についていて書いていたような気もしますが)
街が、アウラを失うことで結局、地球全体が衰退するということになるんじゃないかと
何をどうしたいというかどうできるわけでもないと思いますが。。。。。
といいつつ少なくともクリーンエネルギーとうたって日本から大量の原発が世界中に輸入される事態だけは避けたいなあと。
僕たちはどこに向かっているのでしょうか。